コラム 2024.07.18
工場や倉庫に使用されている、波型スレートを強化する工法のご紹介です。
波型スレートは、耐久性が高く、耐火性、遮音性、さらにコスト面も優れている為、
工場や倉庫で広く使用されています。
但し、飛来物などの衝撃や耐摩耗性が劣る為割れてしまったり、
塗装を行わずに長く放置すると機材自体の厚みが薄くなってしまったりします。
摩耗が進むと、波型スレートを止めるボルトの周辺や、
割れてしまったスレートからの雨漏りが起る場合があります。
その為、メンテナンスとして以下の方法が考えられます。
1カバー工法
2張替え
3塗装による強化工法
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1カバー工法
ガルバリウム鋼板などの板金(カバー材)ででカバーを行う工法になります。
現在の波型スレートはそのままに、上から板金を被せる(カバー)する為、
見た目も綺麗に耐久性もアップすることが出来ます。
壁や屋根が2重になる為、雨漏りや飛来物による破損の心配を軽減する事が出来ます。
デメリットとしては、現在の建物にそのまま板金(カバー材)の重さがかかる為、
外壁の重量は増してしまいます。
また、ガルバリウム鋼板の耐久性となる為、表面の塗装の色褪せが気になった場合、
15年~20年毎の塗装が必要となる場合があります。
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2張替え
現在の波型スレートを、撤去して板金(カバー材)を施工する方法になります。
1のカバー工法をメリットは変わりませんが、
デメリットとして既存の波型スレートの撤去費用が必要となります。
2004年以前に製造されたスレートは、発がん性や中皮腫などを起こす可能性が高いアスベストが含まれている可能性がある為、さらに費用が増してしまいます。
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3塗装による強化工法
塗装の場合、1のカバー工法や3の張替えに比べて、3分の1程度の費用で塗装を行う事が出来ます。
但し、ガルバリウム鋼板などの板金に比べて、雨や紫外線からは保護する事は出来ますが、
強化と言う観点からは劣ります。
コスト面で勝る塗装での波型スレート強化工法ですが、
現在では既存の波型スレートを補強する塗料も発売されています。
〇日本ペイント ファインパーフェクトベスト強化シーラー
ファインパーフェクトベスト強化シーラー_prd_287.pdf (s3b-prd-nptuweb-01.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com)
表面が脆くなり、水を吸うようになった波型スレートに『浸透』する事により、
波型スレートを現在よりも強化します。
波型スレートは脆くなると、水分を吸うようになる為、2回以上塗装するのがお勧めです。
〇BAN-ZI スレートハードロック工法
commercial-f_slateharlock.pdf (showakensetu.co.jp)
浸透性の高い下塗り材を塗布した後に、通常の5倍程の塗料を塗布する事で、波型スレートを強化します。
〇染めQテクノロジー 波型スレート補強工法
reinforcement_method_20231216.pdf (somayq.com)
浸透性の高く下塗り材を内部まで浸透させ素材と一体化させた後、表面を厚く覆い劣化を止め補強を行います。
ハンマーで叩いても、割れないくらいの脅威の強度を発揮します。
補強工法 (somayq.com)
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詳細はHPでチェック
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波型スレートの補修は、予算、状態、建物の使用状況により、大きく分かれますので、複数の工法で検討するのが良いと考えます。
浜松市での波型スレートの工事は、是非鴨川塗装にご相談下さい。
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